スロバキアの藍染

夏の家族旅行は3年連続スロバキアです。今年はLiptov・Orava・Kysuca地方でした。Liptov地方民族博物館で羊飼い文化やその地方の藍染を拝見しました。チェコの藍染と基本的に大きな違いはありませんが、黄色や緑色の藍染もあるのが特徴でした。それらの色は、防染材を布から洗い落とすときに使う水に何を混ぜるかで決まります。硫酸を混ぜれば黄色に染まり、生石灰を混ぜると緑色に染まるそうです。

チェコの藍染職人も同じ技術を持っているそうですが、硫酸水や石灰が沁み込んでいない部分の布は強度が弱く、布全体に強度のムラができてしまう為、使用したくないと言っていました。

スロバキアでは既に、手作業で伝統的に藍染をする職人はいなくなってしまい、工房もひとつも残っていません。そのため、本来は工房ごとの企業秘密であった防染材のレシピも公開されています。

  • 緑青…3キロ
  • アカシア…5キロ
  • 赤硫酸…2.5キロ
  • 硝石…5キロ
  • 酢酸鉛(二)…5キロ
  • ブルーストーン…2.5キロ
  • 金粉…1.5キロ
  • 地の粉…10キロ

ちなみに、日本で使用される澱粉系の防染材に関しても、職人さんたち独自の秘密のレシピを持っておられる様です。

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